バスケットボールをしている小学生の女子が、練習中ジャンプした時や走る時に、膝のお皿の下が痛むとの事で来院されました。
数週間前からバスケをしている時に軽い痛みはあったものの、我慢して動ける程度の痛みだったので練習を休まずにプレーを続けていたとのことでした。しかしながら次第にジャンプの着地時やダッシュ時の痛みが強くなり、日常生活でも階段の昇り降りで痛みを感じるようになってきたため来院されました。
初診時の所見では膝のお皿の下(膝蓋靭帯部)に明らかな圧痛があり、特にジャンプ動作やしゃがみ動作で痛みが増強していました。バスケットボール特有のジャンプ・着地動作の繰り返しによる負担が原因と考えられる膝蓋靭帯炎と判断しました。また膝蓋靭帯の脛骨(すねの骨)付着部にも軽度の圧痛がありオスグッドシェラッター病の症状も見られました。
施術では太もも前面を中心とした筋肉の緊張を緩め、膝への負担を減らすための調整を行いました。また炎症がみられる膝蓋靭帯部には超音波施術を行いました。初回施術後には、「座った状態から立ち上がる時に痛みがましになった」と変化を感じていただけました。
本人の希望でバスケットボールは休みたくないとの事だったので、練習内容や運動量に注意しながら通院間隔を調整し、症状がきつい時はテーピングによるサポートや、練習後のアイシング、ストレッチなどのセルフケア方法についても指導しました。
数回の施術を重ねるうちに、バスケットボールのプレーや日常生活での痛みも完全に無くなりました。
膝蓋靭帯炎は走ったり飛んだりするようなスポーツをする方や、また太もも前の筋肉が硬い方がなりやすく痛みが引いても再発することがあります。子供の場合は放置すればオスグッドに発展してしまいます。そのため再発予防を目的として普段から行えるストレッチや身体の使い方についても継続してお伝えし、スポーツを安心して続けられるようサポートしています。